春の到来です。

明けない夜はない

出口のないトンネルはない

 

こういう言葉があります。

そして今、世の中は暗闇の真っただ中にあります。

この世に生を受けて73年、こんな暗闇を経験した事はありません。

そして、いつ暗闇から抜け出せるのか誰も分かりません。

 

24歳の時にオイルショックを経験しました。

『アラブにあぶらがなくなったのです』

あの時トイレットペーパーがなくなり世間は大騒ぎでしたが

我が家のトイレは汲み取りでしたから問題はありませんでした。

それでも、あっという間にパニックは収束しました。

 

この数十年で世の中が大きく変わりました。

生活は豊かになり生きていくのに何の不自由もありません。

しかし、失った物もたくさんあります。

昔はたくさんいたハエを全く見なくなりました。

我が家は田舎ですから近くには緑がたくさんあります。

しかし、こんな田舎でも虫を見る事が少なくなりました。

蛇やトカゲなどたくさんいましたが、今は全く見なくなりました。

 

私が高校の時の修学旅行は東京でしたが片道24時間の旅でした。

往復二日車中泊のんびりしたものでした。

今は新幹線で東京まで片道5時間半です。

しかし、この新幹線のスピードがどれほどの虫たちを犠牲にしているか

恐ろしいほどの数だそうです。

 

最近、世界で脱炭素の活動が活発になってきました。

温暖化で北極の氷が溶け海面の上昇に歯止めがかかりません。

南極の氷も解け始め氷の中に封じ込められていた二酸化炭素が

空気中に放出され温暖化に拍車をかけていいます。

 

後、数十年で海面が1.5メートル上昇し特に海抜の低い東京の

墨田区は水没するそうです。

 

こんな危機的な状況ですが、これも人類が豊かさを追い求めてきた

ツケが回ってきたのでしょう。

今から電気自動車の研究を始めても地球環境を元に戻すのは不可能です。

 

先日、空の会のブログを見て空の会も他人事じゃないんだと

旧知の友人からメールが届きました。

 

そして久しぶりに互いの近況を語り合いました。

彼は現在81歳、元大学教授です。

私より大分、人生の先輩ですが今でも講演で各地をまわっているそうです。

3年前に奥さんを亡くし息子夫婦と同居しているそうですが

85歳で人生の終焉を迎えると言ってました。

 

歳がいくと、みんな同じ状況になるんだなあと感慨深いものがありました。

そして、彼もまだ現役で頑張っているんだなあと元気づけられました。

しかし、いくら元気づけられても一人舞台は出来ません。

無観客では芝居はできません。

一日も早くお客さんが戻ってくることを願っています。

 

1月も明後日で終わり2月が始まります。

浮世の世界はいろんな事がありますが植物はいつの世も変わらず

人間に季節の変わりと潤いを教えてくれます。

前回のブログでは我が家の庭の梅のつぼみをお見せしましたが

昨日はつぼみの第1号が顔を見せてくれました。

人の世はざわついていますが自然は悠然としています。

さわぐな悠然としてろ冬が終われば必ず春が来ると

たった一輪のつぼみに言われているような気がしました。

 

10年ひと昔と言いますが10年以上前の話です。

 

BS TBS(福岡は6チャンネル)で、毎日18時半からずっと水戸黄門の

シリーズで再放送をやっています。

今32部をやっていますが、38部は24話あり第7話

『味が命の人情包丁!』/伊勢  に私が百姓役で出ています。

一つの部でも何回にも分かれているので大分先になると思うので覚えてたら見てください。

写真を掲載します。

 

 

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