人の心

近年は天変地異の状態が続き今年は、すでに11月というのにこの暖かさです。

数年前までは考えられなかったような気候の変動です。

やはり地球が何か変わってきたのでしょうか?

テレビでは毎日毎日、事件事故のニュースが流れています。

京都のお寺の掲示板に『安穏』と大きく書かれた文字が目に付きました。

そう言えば最近、安穏ではなく明日は何が起きるんだろうという不安要素の方が

強くなり朝はテレビのニュースで一日が始まります。

皆さんも、これから年末年始お出かけになる機会が増えると思うので、

くれぐれも留意しながら行動をして下さい。

みなさんの安全をお祈りもうしあげます。

さて今月も教室で今まで皆さんに、お教えした事を、いくつか、おさらいをしましたが

覚えていませんという答えが返ってきました。

もちろん私も想定通りなので驚きませんが人間の記憶の、あいまいさをあらためて

再認識いたしました。

ところが教えている私が忘れてしまったら問題なので自戒したところです。

まさに反面教師というところでしょうか。

教室のある方が子供が欲しくて不妊治療をしているけど中々うまくいきませんと言って

私に相談されたのが一年前でした。

その時に、じゃあと言って彼女のお腹に気を送ったのですが、かなり遠距離にお住まい

なので年に数回しか会えない彼女が先月教室に久しぶりに顔を見せてくれて

『先生、おかげさまで出来ました、来年一月に出産予定です』と、


はじけるような笑顔で報告してくれました。

その時私は、おめでとうございます、でも私に似た子ができたら困るよねえと冗談を

言ったら、うれしそうな笑顔を返してくれました。

「なんで子供作らんの?」他人はこんな軽い気持ちで言葉を投げかけるけど、そんな

時にどれだけ傷ついた事かと以前、彼女の口から何度か聞いた事があるのですが

世の中には子供が欲しくても恵まれず悩んでいる夫婦がたくさんおられます。

そんな夫婦に、「なんで作らんの、子供おらんと淋しいやろ」と無神経な人間が容赦なく

言葉を浴びせかけます。

そんな夫婦の言葉を今までたくさん耳にしてきました。

私も子供が一人ですが、若い時に「なんで一人なん、ひとりじゃ淋しいやろ」と何度も

他人から言われ、そんな時、頭にきた事が何度もあります。

余計なお世話です、家々には、それぞれ事情があるのです。

「なんで、その歳まで結婚せんの?」

「いい歳して、なんで親と一緒に住んでるの?」

そんな時、男性は頭にくるそうです。

そして女性は傷つくそうです。

みんな、それぞれ事情があるのです。

「なんでお宅の子は仕事に行かずに毎日家にいるの?」

みんな、それぞれ事情があるのです。

それも他人には言えない事情が・・・

等々、今まで、いっぱい耳にしてきました。

人は他人の事が気になるようです。

そして言われた方の気持ちは理解できません。

私は若い時から手の甲のしわが年齢より、ちょっと多くて老けていました。

「その手、どうかならないんですか?」と、ある女性から言われた事があります。

私は、すかさず返しました「あんた、その顔、どうかならんの?」

そんな事を、ふっと思い出しました。

今は、年齢に応じた手の甲になりましたが若い時は、ちょっと気にしていました。

人は誰でも、ひとつやふたつ、体の事で気になる事があるはずです。

ですから美容整形がはやるのでしょう。

こんな事を、たくさん経験しながら歳を重ねてきました。

先述の反面教師、私の何気ない一言で、たくさん傷つけてきたかもしれません。

しかし、一度吐いた言葉は元には戻りません。

これからも言葉には気をつけようと自戒しています。

先日の東京教室に89歳の男性が体験でこられました。

私のような高齢でも参加資格があるでしょうかと尋ねられました。

もちろんです参加して下さるのに年齢制限などありませんよ、京都教室にも89歳の

方が参加されてますよと伝えると、良かった、それでは12月は都合が悪いので

来年1月から土曜、日曜の両部に参加しますと言われました。

そして、実は20年前から空の会の事を知っていて、いつか行こうと思いつつ

今になってしまいましたと言っておられました。

そして、もう1人は75歳の男性です。

10数年前に渋谷教室に体験で参加した事があり今日から入会しますと参加されました。

このように10年前から20年前から知っていて、いつか行こう、その内行こうと

思いながら今日になってしまったといって参加して下さる方が、よくおられますが

私も後10年すると78歳、20年すると87歳です。

今度は私が教室で皆さんを、ご指導する資格があるでしょうかと尋ねる時がきそうです。

みなさん、早く来て下さい、待っております。

明後日は京都教室です。

おさらいをします。

みなさんが、どれだけ覚えてくれてるか、検証です。

写真は、あるお寺の掲示板に掲げてあった言葉です。

飯塚市内の場末で見かけた居酒屋です。

ちょっと、寄りませんか?

私とは、まったく無関係ですが(笑)

 

思う事

昨日、京都に入りました。

九州の自宅では相変わらずPCが思いのままにならずストレスを抱えるので

今日は早速、事務所のPCから投稿をしています。

難病で苦しんでいる人がいるのですが、なんとかならないでしょうかと、

毎日のごとく相談がくるのですが、いつも答えは『わかりません』の一言です。

つまり、やってみないと分からないのです。

以前にも書いたようにジストニアという難病でも0、5秒で元に戻りました。

うまくいけばギックリ腰は2~3秒で回復しますし骨折は数分で回復します。

このように瞬時に劇的に回復するのには絶対条件があるのです。

それは、いつも言うように、その方の人間性です。

間違っても試してみたいというような考えでは肩こりすら結果は出ません。

誤解を生むといけないので、ここではこれ以上は述べませんが、いつも教室で

なぜなのか、そして劇的に回復する絶対条件とは何なのかという事を伝えて

います。

この絶対条件にピタリと合致すれば、かなりの難病でも劇的に回復すると信じています。

そして私の仕事は、この劇的な結果が誰でも出せるように導く事です。

先日、柔道整復師の友人から相談がありました。

治療をしてもらった後、体調が悪いとクレームの手紙がきたのでどうしようと

悩んでいるとの事でした。

そして謝りに行くべきか、どうすべきか迷っているのでどうすればいいでしょうかとの

相談でした。

まだ、その患者さんからの要望はありませんし、これからどのように展開して

いくかわかりません。

彼は柔道整復師としての国家資格を持っているので医師法に触れる事はありません。

私は彼に治療の上で間違った事はしてないかと尋ねました。

彼は間違った事はしていませんと、きっぱり答えました。

だったら、何も心配する事はないし、ビクビクする事もないよ、もしややこしく

なるようであれば司法の場で決着をつけるのが一番いいと教えてあげました。

私も含めて、このように人の健康に関わる仕事をしていると、このような

クレーマーが現われます。

最近、どの世界でもクレーマーという人がいますが、それにきちんと対応するためにも

必ず、厳守しなければならない事があります。

それは、ヒーリングの場合、相手の体には絶対に触れないという事です。

最初、気を始めたころは体に接触していましたが、私は以前の仕事の関係で医師法の

事を知っていましたので、これはちょっと危険だなあと思い、非接触で回復させる

方法を編み出したのです。

つまり非接触であれば何の問題も起きません。

神社のお払いと同じようなものです。

もちろん、体の一部に触れて気を送ると、いい結果が表れる事はたくさんあります。

しかし、それは親戚や友人などのように、何の問題も起きない人に限ります。

私の場合、まったく知らない方からのヒーリングの依頼は、すべてお断りしています。

私は医師では、ありませんので診療拒否でも訴えられる事はありません。

教室を始めた最初の頃は皆さんに対し何の警戒感もなかったので規約など

まったく設けていませんでした。

しかし、ある時一人の生徒さんが3ヶ月通ったけど、もうやめるので残りの

3ヶ月分の受講料を返して欲しい、弁護士に相談したら返さないという規約はないから

返してもらえるはずだと言われたと言ってきました。

この一言は大きな学びでした。

これ以降も、いろいろ経験をし、痛い目にあいましたが人間はパンチを食らうたびに

賢くなっていくという事を学びました。

そして、痛い目にあうたびに規約が増えていきました。

これまでも、クレーマーやモンスターがたくさんきましたが、きちんと正しい事を

やっていれば毅然とした気持ちで対応できます。

若い時は誰でも信用し、人を疑うという事など皆無でしたが、それは単なる

勉強不足と経験不足であるという事も学ぶと同時に人を見る目も大きく成長して

いきました。

空の会の方で今現在、プロとして治療されてる方、これからプロを目指す方が

おられますが、一番大切なのは、まず自分を守るという事です。

君子危うきに近寄らずという言葉がありますが、これは危険だと思ったら回避する

勇気も必要です。

まず人を見る目を養うという勉強をしなければなりません。

それはひとえに痛い目に合わないようにという事です!

今、一生懸命執筆に取り組んでいます。

出版するたびに、未完成度を痛感します。

今度こそ満足のいく内容にしたいと奮闘しています。

出版後は又、新しい出会いもたくさんあると思いますが、構えてばかりでも

楽しくありません。

清濁合わせ呑む気持ちで輪を広げたいと願っています。

先日の講演会の集合写真を主催者の方から送ってもらいました。

やはり、きちんとしたカメラで撮ったものは鮮明です。

 

 

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