難しい判断

先日、通信講座の撮影のために出かけた大分県の某所で立ち寄った

観光の町でのことです。

 

小さなおみやげ店で話がはずみ気の話になりました。

すると店の女性店主が自分の友人の女性が腰痛で悩んでいるのでお願いしたい

というので、まあ親しくなったのでじゃあ呼んで下さいという事になり

早速彼女がやってきました。

 

見ると背骨が大きく曲がっており、そのゆがみを取ってやると痛みがなくなりました。

 

さてこれからが問題です。

 

これはいつも教室で話す事ですが回復した翌日に好転反応で痛みが出る事が

よくあります。

 

しかし、これは痛みが消える前兆なので心配ないのですが、本人にしてみれば

痛みが余計にひどくなったと憤慨するかもしれません。

 

実はこういう現象が起きるかもしれないよと前もって伝えればいいのですが、

そのために暗示にかかり自分自身で痛みを引き起こすかもしれず、判断が

大変難しいところです。

 

まあ、いずれにしても整体などの治療のように相手の体には触れていないので

まったく心配はいりません。

 

また、無料奉仕、つまり善意で行ったことですから問題になるようなことは

ないのですが、このように翌日の好転反応を伝えるべきかどうかというのは

大変悩むところです。

 

みなさんもこのようなケースに遭遇した時には私の言葉を思い出して対処

してください。

 

ヒーリングの時には絶対に相手の体に触れてはいけませんと今まで教室で耳に

タコが出来るほど話してきました。

 

つまり危険を回避するのです。

触れなければ何の問題も起きないのです。

 

今回のケースも翌日に激痛が来たと私の同行者に連絡が入り女性店主が憤慨して

おられたようですが、このように気のことなど何も知らない人に善意でヒーリングを

行うことの難しさを経験し今回のことでもいい勉強になりました。

 

私は今回のように行きずりの場所でのヒーリングは今後慎もうと思っています。

骨折の回復

今月の福岡教室での事です。

 

毎回熱心に受講しておられる生徒さんが3日前の雨の日にあるところで、

タイルの上で滑って足首を骨折し病院では腫れが引いたら折れた箇所に

ボルトを入れる手術を行うと言われたそうで痛む足をかばいながら松葉杖を

ついて教室にこられました。

 

痛みで触ることなど出来ないとの事でしたが、その場所に5分ほど気を送った

ところ痛みが完全に消え松葉杖なしで歩けるようになりました。

 

このような現象は今まで何度も行ってきた事ですが問題は翌日からの数日間です。

 

それは陶器の製作とよく似ており、粘土をこねて形を作ってもそれで完成

した訳ではなく力を加えるとあっけなく形が崩れてしまいます。

 

この形がしっかりと固まるまでせめて5日から1週間はかかります。

 

それと同じで痛みが取れ普通に歩けるようになっても100パーセント

回復した訳ではなく、せめて100パーセント元の姿に回復するまで

5日から1週間は安静にしなければなりません。

 

その時期が過ぎれば元の生活に戻れるのです。

 

私はいつもこのようなアドバイスをします。

 

みなさんもこのような機会に遭遇した時には是非頭の片隅に記憶して

いただきたいと思います。

危険を回避

朝夕めっきり涼しくなってまいりました。

 

ここ九州でも夜は窓を開けたままだと寒いくらいです。

 

今日は秋分の日、各地でいろんな催しが行われていました。

 

こんな爽やかな秋空の元、久しぶりに我が家でのんびりとくつろいでいましたが、

1本の電話でいっぺんに心がブルーになってしまいました。

 

10数年前から空の会に関わっているのですが遠隔地に住んでいるために

中々教室に通えないという方からの電話です。

 

彼は50代後半です。

職業は接骨院を営んでいます。

先日、大便に血便が混じるのでどうしたらいいでしょうかと相談があったので

とにかく大きな病院で検査をするようにと勧めました。

 

その結果ガンが見つかったという電話でした。

 

実は彼の師匠も接骨院を営んでいましたが、40代後半で他界し自分は

大丈夫だろうかと、いつもそのことを気にし私と会うたびに戦々恐々とした胸の内を

明かし治療家としての仕事を毎日続けていました。

 

私も以前から内心心配していましたが、とうとうその心配が現実のものと

なってしまいました。

 

今までこのような事例をたくさん見てきたので、これを何とか回避しながら癒しを

行うために非接触、つまり相手に触れずに回復させる方法を考案したのです。

 

しかし、治療というのはリスクを伴います。

そしてその先には何があるかわからないという事なのです。

もちろん定義などありませんし、何もないかもしれません。

つまり、わからないのです。

 

そして、現実を直視し極力危険を回避しながら癒しの成果を上げるために日頃から

教室で学んでいるのです。

 

相手が良くなっても、そのために自分が病になっては元も子もありません。

 

この件については教室で詳しくお話をしたいと思っています。

 

爽やかな秋の空気が一挙に重苦しいものになった一日でした。

全国大会再検討

本日、20日ぶりに我が家へ戻ってまいりました。

 

もう、20年近くこのように家をほったらかしの生活が続いており

家族にも多大な迷惑をかけています。

 

特にここ九州は台風が直撃する事が多くそんな時家が何とか無事でありますようにと

出先のホテルで祈るばかりです。

 

『それは仕事だろう』という声が聞こえてきそうですが、先日65歳以上の高齢者が

いよいよ3000万人を突破したというニュースがテレビで流れていました。

つまり国民の4人に1人が65歳以上です。

かく言う私も来年2月で65歳を迎え高齢者の仲間入りをいたします。

 

今日自宅に戻ったら家族が私の体の事を心配して、そろそろリタイアを考えたらと、

忠告してくれました。

 

そうだねえと、話をにごしましたがそろそろ真剣に考えなければならない年齢に

達してまいりました。

 

京都教室の後にはよく食事会をするのですが、先日の食事会の時にも後継者の

話が出ていました。

 

真剣に考えなければならない事なのですが残念ながら今のところ後継者はいません。

私が40年近い歳月を費やして築き上げた気の世界ですが、このままだと一代限りで

終わる事になりそうです。

 

まあこれも仕方のない事だと思っています。

 

今までに後継者を育てなかったのはあなたの責任だと、先日ある方からダイレクトに

言われました。

 

その時の私の頭の中は?????でした。

返す言葉は見つかりませんでした。

 

落語の世界では師匠が弟子を募集したりしません。

落語家を目指す若い人がこれぞと思った師匠の門をたたくのです。

私も同じような感覚を持っています。

募集などいたしません。

 

話は変わりますが、全国大会の事をいくつかの教室で話しましたが、

みなさんいろいろと事情があるようでもう少し精査して案を練り直します。

なるべくたくさんの方が参加出来るように仕切りなおしです。

 

今月から又、新しい技を伝えているのでお楽しみに!

 

さて今夜は疲れたのでもう寝ます。

全国大会のお知らせ

土曜日(15日)は京都教室です。
永年使った今の会場はビル廃業の為今月で最後です。
来月から京都御所のそばにある平安ホテルというところに移動します。
開催の曜日、時間などは今まで通りです。

来年1月には新会場に移転したのをきっかけに全国大会を計画しています。
現在のところ20日がメインで午前は全国大会、午後は特別講習を考えていますが、

只今のところは企画中で詳細は後日告知いたします。
取りあえず予定としては1月、19日20日21日の二泊三日を予定しています。

今回初の試みですが恐らく最初で最後のイベントになるだろうと思っています。

このような企画の時には必ず、久しぶりに京都に行くので友人の家に泊まりたいとか、その他特例の申し出が出てきます。
以前も台湾ツアーの時飛行機は自分で格安航空券を取るので現地の移動だけ参加させて欲しいという常識外れの人がいました。
もちろんお断りしました。

 

このように考えられないような要望がきます。
しかし、今回は旅行会社など通さず、私と事務局だけで企画、立案、交渉などすべて手作りで行っており、現地とも団体での交渉を致しておりますので、個々のご要望には対応致しかねますので何卒状況をご推察の上ご了承ください。

ホテルの関係で参加者の定員を設定するのと最小催行人数も設定いたします。
恐らく今度の京都教室くらいから告知できるのではないかと思っています。

今回はご家族、友人のご参加もオーケーです。

全国の教室の方達が、日頃どのような実践を行っているのかとかクラブでしか会えない人とご対面の機会ですから、お互いの情報交換や友達づくりといった充実した三日間になる事を期待しています。
又、みなさんに喜んでいただけるようなサプライズも企画しています。

先日、大阪難波の法善寺横丁に行ってきました。
この界隈は通称ミナミと言い1年中観光客などでにぎやかなところです。

そのど真ん中に位置する法善寺という有名なお寺があります。
ここの御不動様は別名水かけ不動と言ってお参りの方々がお不動さんの
頭から水をかけるので、ご本体には年中青々とした苔がしげりお顔は見えません。

寅さん展

今、京都の南座で山田洋次の軌跡と題して寅さん展が開催されています

寅さんの熱狂的なファンの私としては行かずにおれず早速行ってまいりました。
葛飾柴又の帝釈天、寅さん記念館にはもう数え切れないくらい足を運びました。

もちろん、寅さんのビデオ48巻持っており私の唯一の宝です。
そして、寅さんのような生き方にあこがれ、今まで嬉しいにつけ悲しいにつけテープが擦り切れるくらい見ました。

今回は撮影のセットがそのまま南座の舞台に再現され、まるで映画の中に溶け込むような感覚を味わいました。

ミニシアターも10月24日まで日替わりで上映されるので、まだ何回も見に行くつもりです。

今日は、寅さんの故郷帝釈天参道のだんごや車屋の写真をお届けします。


メニュー
浦田紘司著書
気の極意
気の極意

「気」を自在に使いこなす
「気」を自在に使いこなす
過去の記事